令和6年12月27日(金) 溢れる涙。。。
本日は今年最後の金曜日。。。そして、仕事納め。。。とはいいつつも、本校の運動場は整備事業で重機が入り、屋上の修理など、ここぞとばかり、学校修繕が行われています。もちろん、校内では吹奏楽部の奏でる曲と共に、野球部、サッカー部、バドミントン部、バスケ部、バレー部の子どもたちの声が、重なり、学校そのものが呼吸をするかのように、活気づいています。
さて、保護者の皆さま。。。2024年は如何でしたか?
でも、今、それどころではないかもしれませんね。家にいる子どもたちは起きていますか? 受検生は机に向かっていますか? 一日一日大切にしていきたいですね。。。。
ところで、先生方は何をしているのかと思いますか?
実は次年度の学校経営計画について、各担当に分かれて、今年の課題を踏まえて教育活動の改善を図る準備に入っています。。。。
こんな忙しい状況でも次年度準備や部活動以外にも、飛び込んでくる行事も多々あります。世間では、教員の働き方改革が叫ばれていますが、それでも、教員には、この仕事がやめられない理由があります。
ここからは、昨日、「令和6年度 全沖縄学校音楽発表会」が沖縄市民会館大ホールで開催され、本校の3年2組も中頭地区代表として参加した学級担任の池原友美子先生が、その時の状況をまとめたものです。
「12月26日(木)、沖縄市民会館で第70回全沖縄学校音楽発表会が行われました。
出場した3年2組は全力で楽しもうと練習からいつもよりテンション高めで、音楽の瞳先生に無駄に喉を使わないように注意されるほどでした。会場ではいつものようにみんなで円陣を組んだ後、男子メンバーだけの円陣が組まれました。女子の歌声が安定して素敵な2組。そんな女子に負けないようにこの発表会に向けて男子もパート練習を頑張った、そのことを確かめ合うような円陣でした。
本番では男女ともきれいな歌声を響かせてくれました。一生懸命に15歳の自分たちが表現できる「手紙」でした。気持ちの伝わる歌声でした。
やり切った顔、楽しんだ顔、ちょっと失敗したなと悔しそうな顔、様々な表情が飛び交う中、指揮者の瑛人さんはこれまで頑張ったことやうまくいかなかったこと、応援に来てくれた恩師の存在、様々な感情が混じって感極まる場面がありました。
その様子をみたクラスメイトが「みんな瑛人にお礼を言おう!」みんなで瑛人さんを囲んで感謝のメッセージとみんなでありがとう。素敵な青春の1ページでした。担任も涙がこぼれました。
9月下旬から始まった合唱の取り組み、モチベーションを途切れさせずに「細く長く」みんなで続けられたこと、そのことが3年2組の素晴らしさです。3か月とすこし、お疲れさまでした。」
以上、学級の子どもたちを温かく見守っている担任の想いが詰まった文章ですよね。。。
でもね、さらに、素敵なことは、池原教諭は今朝、私にこう伝えたので
「校長先生、合唱の後、みんなの姿を見て欲しかった」
「(感動的な場面が)見れなくて残念でしたね」
「写真も動画も撮ってません。。。でも、それでいいと。。。思っています。。。私も参加側(生徒側)でしたから」
と私に語りながら。。。。普段は冷静な池原教諭が、目から溢れる涙を止めることができない。。。ほど、印象的で、感動的な場面だったのだと、ヒシヒシと伝わってきました。
もちろん、その表情は、溢れる涙を温めるほど、笑顔輝く素敵な表情でしたよ。
先生って。。。大変です。。。けど
本当にいい仕事ですよ。。。
学校長 新垣 和哉