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令和6年10月25日(金) 変化を感じる♪

 昨日から降りしきる雨。。。暑さも拭い去るほどの冷たい雨は、沖縄にも秋の様相を運んで来ているようです。。。

 一週間前の18日(金)は「決戦日」でした。。校内合唱コンクールの。。。
 それも決戦日当日は蒸し暑く、石川会館のエントランスホールで会場入りを待ち望んでいる保護者の皆さまには、大変暑い思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。
 また、当日の現地集合においても、予想以上の交通渋滞が発生し、送り届ける際に遅刻を懸念した保護者の皆さまから、直接、学校に遅れる旨の連絡を多数頂きました。子ども達を預かる立場として、保護者の皆さまの丁寧な対応に心より感謝申し上げます。

 さて、校内合唱コンクールをご覧頂いた保護者の皆さまは、どのように感じて頂けたでしょうか?
 ご自身が、中学生の頃に取り組んだ課題曲はありましたか? ご自身の頃と比べて、お子さまの学級合唱は上手かったですか? それとも力不足でしたか?
 前回の「決戦は金曜日!!」で告知したように、1年生より2年生、2年生よりは3年生と合唱の出来映えは、学年が上がるにつれて、とても素晴らしかったです。。。
 校長という立場なので、各学級の合唱の評価は避けますが、3年生の金賞を獲得した、強弱の表現に優れていた3年1組と、学級全体の声を1つにまとめた3年2組のレベルの高さは、外部から招聘した審査員の方々も優劣つけがたく、学校代表選考にはかなり苦慮していたようです。
 
 今年の校内合唱コンクールの取り組みは、保護者の皆さまの送迎協力に始まり、弁当の準備、そして日常の体調管理と、当たり前のようで、当たり前でない。。。ご家庭のサポートのおかげです。普段の学校と違う場所・違う空間での活動が、子どもにとって如何に刺激的で印象深いものであるか。。。そして、その変化を感じてたのしむ。。。貴重な体験を演出することができたのは保護者の皆さまのおかげであります。改めて、職員を代表して感謝申し上げます。

 小さなことかもしれませんが、当日、朝の学年集合の時間帯では、普段は特別支援学級に在籍し、交流学級以外の男子生徒と接する機会の少ない女子生徒。。。この日は、入場を待っている間、男子生徒3名に囲まれ、嬉しそうに談笑する姿はとても印象的でした。
 また、各学級では本番前に、会場周辺で自主的に練習する姿が見られ、普段と異なる状況の変化を感じてたのしんでいる姿は、生徒会スローガンの「~青春開花~みんなでつくる いいこといっぱいあげな中」を体感していたのではないでしょうか。
 そして、音響設備の整った石川会館であげな中校歌をみんなで合唱できたことは、子ども達にとって、いつもと違う空間の変化を「肌」と「耳」と「心」で感じていたと思います。その次に行われた、サプライズ企画の職員全体合唱の後には、子ども達の大歓声と拍手、そして指笛は鳴り響き、これから始まる合唱コンクールを待ちきれない気持ちが溢れていました。。。ここまでくれば、合唱コンクールは、ほぼ成功したようなもの・・・・
 その理由は「黙りなさい」「ウルサイ」という指導は一切必要なくなるのです。。。合唱中の緊張感漂う聴く態度は、子ども達の集中力の表れであり、先生方の日々の関わりの賜でもあります。それは、校内合唱コンクールの取り組みが、学級、学年、学校そして生徒個々へ少なからず変化をもたらすことを。。。先生方は。。。体感してきているからです。。。。

 事実、800名近い生徒を抱える本校には、「普段、人前に出ない子が堂々歌っている姿を見て涙が出てきそうだった」「寡黙で、合唱に出場はできないと思っていた子が、何処にいるかわからないぐらいみんなに溶け込んでいた」「3年目にして、初めて合唱コンクールに参加できた」と、子ども達の変化を感じた先生方から喜びの声が溢れていました。

 校内合唱コンクールから一週間が過ぎました。。。。

 「ちょっとした変化、感じた?」
 「行事(合唱コン)を一緒に乗り越えたクラスの雰囲気。」
 「先輩・後輩のまなざし。」
 「さぁ、次はなにする?」

 明日は、中頭地区中学校駅伝競争大会。。。来週は、3年生は天願エイサーのお披露目が控えています。。。
 ひとりでも多くの子ども達が「成長している自分」の「変化を感じる♪」ことが出来ますように。。。

学校長 新垣和哉