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令和6年11月18日(月)  遊び心

 月曜日の2校時。。。子ども達や授業の様子を確認するため、校舎内を廻っていると、いろんなことに遭遇します。
  タブレット端末で調べ物をしながら、先生の解説に耳を傾ける子
  先生の板書を、自分なりの工夫を加えてノートを整理する子
  眠そうな表情で、ノートも開かず、学習にスイッチが入らない子
 そんな中、1年7組(担任:与那嶺教諭)の英語の授業(上間教諭)をのぞくと、丁度、単元テスト(50点満点)の返却の場面に遭遇し、野球部の1年生の子は「校長先生、35点だった」とみんなの前で、日々の努力の成果をアピールしてきたのですが。。。直ぐに、ドア側にいた別の男子生徒が「(自分は)47点だったと」猛アピール。。。「ええええええーーー」直ぐに切り返したのは、女子生徒。。。
 すると、「47点をアピールした男子生徒」の周囲には、その点数を確認するために学級の子が集まり、彼が机からテストプリントを探している間。。。周囲の子ども達のドキドキが伝わってきそうな空気感が、学級の雰囲気がとてもいいなと感じた瞬間でした。
 さ、机の奥から出てきたテストプリント。。。点数は・・・伸びしろたっぷりでした・・・
でも、その男子生徒は、明らかに周囲に人を集め、集まった友人たちを魅了したことは事実です。。。周囲を和やかにした、その遊び心。。。大した度胸のある子でした。

 その男子生徒とは対照的ですが、3年8組の女子生徒に、絵を描くことに長けた逸材がいます。その女子生徒の創造的で彩り豊かな絵画は、12月7日(土)~8日(日)に浦添市で開催される「第30回 沖縄県中学校総合文化祭」のポスター部門で最優秀賞を獲得したのです。私は、美術部顧問(吉里教諭)や担任(正木教諭)、その他の先生方からも、その女子生徒は、決して前に出るような子ではなく、控えめな子として認識しているのですが。。。。
 今回のポスターに選考された絵には、実は、周囲を驚かすほどの遊び心が隠れていたのです。もちろん、それは作者である女子生徒が自分で創造して、自分で練り込んだ仕掛けであり、賞を獲得して、初めて、吉里教諭も知ったほど、精密で繊細な仕掛けでした。。。

 遊び心は、真剣な場面でこそ、際立つものです。。。あまりの凄さに、私も先週の校長講話で、そのポスター作品を全校生徒に紹介し、その遊び心については、あ・え・て・・・作者に、絵の中に隠された「30」という文字を公表させました。。。その瞬間の全校生徒の歓喜とどよめきは、気持ちいいくらい、あげな中に潤いをもたらしてくれました。。。
 さ、保護者の皆さま。。。何処に隠れているか分かりますか?「30」と言う数字???



 答えは。。。お子さんにご確認ください。
 明日も「いいこと いっぱい あげな中」で満たされますように。。。
                             
学校長 新垣 和哉