令和6年7月27日(土) オリジナリティ
保護者の皆さまは、絵を描くことは好きですか? 絵の出来・不出来の基準は何ですか?
絵には色々な表現があって、「写真も思わせる精巧な絵」「目か鼻か分からない絵」「何を表現しているのか分からない絵」「何これ?と疑問だらけの絵」「なんか凄いと感じる絵」・・・など、時に芸術と言われる分野は、私のような素人の理解と創造を遙か彼方に存在しているようです。反面、中学生の描く絵は、自分の好きなキャラクターをモチーフにした絵が多く、どこかで、見覚えのある絵が散見されることも事実です。
しかし、7月27日(土)に豊見城市に新しく開校した豊崎中学校で開催された「沖縄県アートコンクール」には県内の中学校の24校が一同に介して、かなり高いレベルでの平面と立体の部門に分かれて競技(創作時間は3時間限定)が行われました。
結論から申しますと、本校の美術部(顧問:吉里教諭)は佳作に平面の2点が入り、団体としては全体の11位とまずまずの成績だったのですが、さすがに県大会レベルになると、「どこから来てるのこの発想は?」「デザイナーの卵?」「え、もしかして天才?」と驚く平面(絵)や、「どうやって創作したの?」という立体(粘土)の作品が展示されていたのです。
そんな中、本校の女子生徒作品で、沖縄古来のキジムナーをイケメン風にアレンジした、どこか妖艶でミステリアスな絵が佳作を受賞したのですが、それをも凌ぐ、中学生のオリジナリティ溢れる作品は、私の凝り固まった感性と乏しい創造力では、到底思いつかない見事な作品ばかりでした。。。。
吉里裕子先生いわく「オリジナリティがポイントで、この子(作者)の中に秘められたイメージや創造が表現されていることが大切になってくる」とのことでした。
本校にも、絵を描くのが好き、手先が器用、何かしら作業させたら上手な子ども達がいっぱいいます。さらに挨拶上手でコミュニケーションも豊かとなれば、社会にでても十分可愛がって貰える訳で、そのような、将来が楽しみな子ども達がいっぱいいます。
それぞれの子ども達の好きな事、得意な事、興味のある事、やってみたい事、自分ではまだ気づいていない事が、花開くあげな中学校であってほしいものです。
作品鑑賞後、あげな中の美術部の子ども達に帰りの挨拶をすると「じゃぁねーーー校長先生」「バイバイ校長先生」との返事。。。オリジナリティ溢れる挨拶!! もちろん、愛嬌たっぷりで、伸びしろいっぱいのあげな中の子ども達でした。。。。
学校長 新垣 和哉