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令和6年10月8日(火)  15歳の試練

 本日、午後より3年生とその保護者参加による「入試説明会」が開催されます。
初めてのお子さんで、高校入試を迎える保護者にとって、これほど、先の見えない不安と無力感を味わうことはなかったと思います。
 入試は、受検生にとっても不安を伴うと同時に、保護者も同様に不安を抱えることになります。きっと家庭では
「勉強しなさい」
「また、スマホ」
「何時だと思っているの!!! 寝なさい」
と、日常からは、不安要素がいっぱいお子さまの生活スタイル
逆に、注意されたお子さんの心の中はけっこう複雑です。。。。
{勉強しようと思っていたのに・・・}
{寝るの・・・}
{うううううう、どっち!! だだだだだーーーーーーーーーーーーーー}

 ほとんどの保護者の皆さまが経験なさった入試。。。15歳にして人生を全て決めてしまうかのような試練(入試や進路選択)を迎え、極度の緊張と不安を抱えていた経験は、やはり、「先に生まれた(者)」としては、教え、伝えたい心境に陥(おちい)ります。
 それこそ、家族であるお子さまであればなおさらです。
 お子さまにとって、「先に生まれた(者)=先生」である保護者の皆さまは、「最も信頼できる先生」でありますが、反面、「最も自分(子)を知り尽くしている先生」でもあります。 
 可愛い我が子に失敗をして欲しくないのは、どの保護者も一緒ですから。。。注意や怒りは当然の行いなのかもしれませんね。
 15歳の試練は、本人のみならず、保護者にとっても試練であります。。。
だからこそ、今日は、お子さまに「一緒に乗り越えていこう。。。」と声をかけ、少しばかり、気を楽にして、本日の入試説明会にご参加頂けたら嬉しいです。

 入試説明会は、中学校では希にみる一斉に保護者とお子さまが席を揃える機会であり、、、お子さまの将来について向き合う大切な機会となります。
 たとえ、お子さまが保護者の願いとは異なる上級学校や進路選択を希望したとしても、「先に生まれた(者)=先生」として、お子さまに寄り添って心の声を聴いて頂けると幸いです。
 今日は、一人でも多くの3年生が自分の想いを伝えられますように。。。

                         学校長 新垣 和哉