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令和6年8月23日(金)  夏休み延長して症候群

 「宿題終わってなーーーい」 
 「どうしよう!!宿題」
 「大丈夫!! まだ、休みあるし・・・」
 「・・・(沈黙)・・・やらないし」
 など、子どもの数だけ、夏休みの姿があります。。。

 毎年の恒例行事のように、夏休み終盤には、宿題終わってないから「夏休み延長して症候群」が流行するのですが・・・なかには、「終わったし!!」と、それこそ天下をとった様な態度で切り返す素敵な生徒もいます。

 さて、保護者の皆さまは、どんな中学生でしたか? 夏休みの宿題は、早めに終わらせてましたか? それとも、やっぱり、我が子のように、夏休み終盤に焦ってましたか(^_^;)

 保護者の気持ちとしては、宿題を減らしてほしい、嫌、無くしてほしいとのご意見もあるかと思います。私も親の立場なら、同じスタンスですね。きっと。。。。

 今の子ども達は、保護者の皆さまが過ごした中学生時代とは異なり、ネットを介した情報に溢れ、上級学校の選択肢も増え、仕事に対する考え方やライフワークバランス等、多様性が受け入れられる時代へと突入しています。同時に、AI等の発達により、これまでの存在した仕事が消えて、新たに必要な仕事が求められる時代へと突入しています。それは、将来の姿が想像しにくい、予測困難な時代に入っているとも言えるのではないでしょうか。

 そのような観点から「夏休み宿題=受け身の課題」は、時代にそぐわないかもしれませんね。これからは「夏休みの宿題=自ら見つけた課題」に取り組む必要があるかもしれません。

 でもね、夏休みの宿題の良いところもありますよ。それは、「課題に向き合うチカラ」「課題をやり遂げるチカラ」を育成してくれます。その達成感は、「夏休み延長して症候群」に即効性のある治療薬となります。

 保護者の皆さまの記憶の片隅にあると思います。思い出してください。。。

 夏休みの宿題を終わらせたら、登校が軽やかだった。。。ことを。。。

                        学校長 新垣 和哉