令和6年11月14日(木) ひとの目に触れること・・・
日の入りが早くなり、夕方6時にはかなり暗くなる季節を迎えておりますね。
那覇の街では、もうすでにクリスマスイルミネーションが飾られているようです。。。
本校の部活動は夕方6時には終了し、子ども達はお腹をすかせて帰路につくのですが、本校の生徒(2年生男子バレー部)が、1人で天願橋付近(本校から約2㎞)を歩いていると、釣竿を持った小学生(低学年児童)が2名、不安そうな顔でたたずんでいたようです。
その生徒は。。。。「もしかして、迷子になっている。。道に迷っている」のではないかと感じ、自分の直感を信じて2人に声をかけたのでした。すると、小学生(明らかに、低学年児童)は、素直に道に迷ったことを彼に伝え、彼は小学生2人とおしゃべりをしながら、「どこの小学校?」「このコンビニの前は通った?」と2人の記憶を頼りに、自宅に向けて歩き出したようです。その頃、小学生の保護者は、自分のお子さんが家に戻っていないことに気づき、自宅周辺を探していたようです。
約30~40分は歩いたであろう3名は、小学生の自宅近辺で、やっと保護者と出会うことができ、事なきを得ました。。とさ、でエピソードは終わりそうですが。。。
実は、このエピソード!! 学校側が気づいたのは、翌日の放課後、迷子になった小学生の保護者が本校に来校し、「是非、助けてくれた男子生徒に会いたい」「直接会って、御礼がしたい」と訪問してきたのがきっかけでした。
善行は時に、見過ごされます。。。それも、単独で行っていると。。。当たり前の行動には、その人の勇気と行動力が伴います。
もし、2年生の男子生徒が、小学生に声をかけていなかったら、、、もし、小学生の2人が素直に応えていなかったら、もし、保護者が感謝の意を示していなかったら、、、このエピソードは、「ひとの目に触れること・・・はなかった」のかもしれません。。。
もちろん、私にも、今、この文面を目にしている方々にも。。。。
「ひとの目に触れること・・・ができた」エピソードになったことに感謝して、先日の校長講話で、全校生徒の前で2年生男子生徒を称えたことを。。。このエピソードに追加させて下さい。。。今日も一日「いいこと いっぱい 降り注ぎますように」
学校長 新垣 和哉