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令和6年9月20日(金)  裏門(うらもん)のデイゴ

 保護者の皆さまも先週から今週にかけて、台風に振り回され、休日のスケジュールの変更に右往左往していたことでしょうね。
学校現場も同じで、部活動の大会等のスケジュール変更に休日を失った先生方は、生徒以上に「(台風で)休みにならないか?(^_^)」「午後だけでも休みがいいな♪♪」「でも、(授業カット)中間テストに影響するな・・・(~_~;)」と心の声がダダ漏れ状態でした。。。
 どんな状況でも、子ども達の為に頑張ってくれる職員に、本当に頭が下がります。

 さて、台風の影響を全く感じさせない大木。。。大きなデイゴの木が、あげな中の裏門に陣取っています。そのデイゴは、何も語りませんが、全てを見届けてくれています。
 登下校の子ども達。。。部活動でトレーニングをする子ども達。。。元気な挨拶に笑い声。。。と日々の日常の風景を見てくれています。もちろん、空き缶を片付けない人、タバコをポイ捨てする人、かなりのスピードで狭い路地を通過する車両。。。等、眉を潜めたくなるような行為も見てくれています。。。
 「裏門=悪い場所」というイメージはつきものですが、私は、あげな中のデイゴの木が陣取っている裏門が大好きです。そこは、学校の心のバロメーターだと信じています。
 去った、9月7日(土)に2年生保護者によりPTA作業が行われました。短時間で学校が見違えるほど綺麗になり、30名を超える保護者の皆さまのチカラに、心より感謝申し上げます。もちろんデイゴの木の周辺も綺麗になりました。ありがとうございました!!
実はその時、ロボコン部(顧問:玉城教諭)の子ども達も清掃作業に参加し、裏門の外壁を修繕してくれていたのです。小さな大活躍に感謝です。。。
以前に、ある保護者が「自分は今で言う不登校だった。学校には行っていたけど、いつも裏門にいた。。」「(学校は好きだった)だから、自分の子には、同じ思いをさせたくない」
とご自身のお子さんのためにPTA活動をしている。。あの時の(辛い? 苦い? やり残した?)思いを今、子どもを通して学校生活を楽しんでいるとおっしゃっていました。
 夏休みの最終日に、裏門の伸びた雑草を片付けていると。。。一台の車が私の横に停まり、運転手の女性が窓越しに「暑い中、お疲れ様です」とキンキンに冷えた缶ジュースを差し出してくれました。。。

 裏門にはいろんなドラマがあります。。。それを、雨にも負けず、風にも負けず、どんなに太陽に照らされても、いつも裏門のデイゴは全てを見届けてくれています。

 これからも、裏門のデイゴが、あげな中学校を見守ってくれますように。。。

                          学校長 新垣和哉

頂いた缶ジュース