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令和6年4月26日(金) 「先生聴いて・・・」

「先生聴いて、今日ね。数学頑張ったんだよ」
「美良(みはる)先生にいっぱい誉められた」
「ちょっと、待ってて、今、数学のファイルを取ってくるから・・・」

 そう言った男子生徒は、特別支援教室の戸棚から、数学ファイルを取り出し、大きな赤い○(マル)が書かれた図形のプリントを私に見せて、声を弾ませ、一生懸命説明してくれたのです。
 その男子生徒の目と声と表情は喜びに満ちあふれ、本当に嬉しかったんだと・・・私自身も嬉しくてたまりませんでした。

 先生方は、本当に忙しくて、子ども達を最優先に日々動いております。その数は、学級だけで35名、教科で5クラス受け持つ170名、音楽、美術、体育になると対応する生徒は、一人で半数の400名、技術や家庭科になると全員の792名という数値になります。もちろん部活動や生徒会、各種専門委員会というふうに、他学年の生徒も対応することも日常に存在します。これだけの数の子ども達を相手にすると、本当に忙しくて大変です。

 それでも、先生という職業は、本当に素敵な仕事です。

 だって、子どもの喜びの場面に遭遇できるのですから。。。。。

 先日、3年生の女子生徒2名が、校長室にひょっこり現れ、(先生聴いて。。。の言葉はなかったのですが)
「先生達って、忙しいんだね」
「職員会議で、部活来るの遅い時、ちょっと・・・ね」
「でも、校長先生の学校便り見て、先生達の遅れてくる理由に納得した」
「先生って、大変なんだなって思った」と、ふたりは笑みを携えて話してくれました。
 その後、ふたりは「吹奏楽部です。女子ソフトボール部です」と、ちゃっかり足跡残して五校時に授業へと去っていきました。

 ね、先生って、いい仕事でしょ!!    「素敵な週末を!!」

                         学校長 新垣 和哉

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